「脱力しながら続けるコツが満載の「続ける思考」が良き本でした

とても読みやすく、ほっこりする本を読んだのでシェア。

大事なのは「毎日」やると決めておくこと。別にやらない日はやらなくていい。無理してつづけてもつらいだけだし、無理すると続かない。

毎日やると決めるけど、「毎日続けようと」なんて思わなくてもいい。

ちょっと拍子抜けするような、狐につままれたような言葉が、独特の雰囲気を出している。

脱力しつつまじめに「続けるための思考」を伝えているのは、ブックカバーデザイナーであり習慣家の井ノ上新八さん。

「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる！ 続ける思考という、タイトルからはゴリゴリのお硬い本かと思ったら、期待がいい感じに外れてくれた。（*リンクはアマゾンへのアフィリエイト）

というより、期待以上の最高に良き本でした。

結果や目的をもつから続かない

最近「やる」と決めたことが、なんか続かなくなってきた。と思っていたところだったので、ベストタイミング。

インスタで100日ライブ続ける！と盛り上がったけれど、76回から止まってるし、ヨガもどんどん回数が減って体がコチコチ。ジョギングもやったり、やらなかったり。

インスタライブをやめた理由は、モチベーションがだだ下がりしたから。

とあるカナダのユーチューバーの「インスタって、頑張って続けても、少し休んだらあっという間になかったことになる。」というコメントを見て、「そうだよな」と納得。

「こんなことして、何になるの？」って、思っちゃったら、そりゃ誰でも止まるよね。

これは、典型的なやめるパターン。

ただ「成果」を先に求めてしまうと、そのことだけがすべてになってしまう。始めた瞬間からそれは「修練」や「修行」になってしまう。

まさに「成果」や「目的」を持つから、かえって続かない。

「効率」を考えるから、やめたくなる。

この本、イタイところというか、続けるのためのポイントをかなり的確についてくるです。

でも、続けるためのハードルをめちゃくちゃ低く設定しているから、救われる。

やめても、またやり方をかえて続ければよいだけ。

そう思ったら、またシラッとインスタライブを再開して、ちゃんと100までは年内に達成しようと思えた。

毎日のマイクロ習慣をつくる

最近とりいれた習慣の一つが、日本語の本を読むこと。

「続けるための思考」もそうして読み始めた一冊で、6冊目に読んだ本。

続ける秘訣の一つは「記録」すること。これは、私も大賛成で、さっそくこうしてブログに読書録を書いている。

誰かのためにとか、ブログを読んで欲しいとかよりも、ただ記録することで、読んだ本の記録が一つ一つ増えていくのを見るのが、今は気持ちいい。

オンラインの世界は、何かと忙しい。次から次へと新しいツールや情報が出てくる。インスタやスレッズやFacebook、10分だけのつもりが気がつけば30分から1時間も溶けている。

こんな風にぼんやりしたつかいかたで、貴重な残りの時間を消費するのは、あまりにも人生もったいないんじゃないかな。って。

一日1冊読むと決めたけれど、まあ読みきれなくなくてもOK。だんだん早くなって一日1冊読めたらいいだけだから。

上達や達成より、ただ継続することだけを意識する。

以前なら、こんな言葉、ふんって鼻であしらって、結果や上達がすべてでしょ！と鼻息あらく、聞く耳を持たなかったと思う。

だけど今は、効率も、上達も、結果も、それがなければ「無駄」とか、完璧にできなかったら「意味がない」とは思わなくなった。

小さいことでも継続していく。好きなことを続ける努力を続ける。そのぐらいシンプル。

とにかく、誰にでもできることを、誰もやらないくらい続けることだ。
それが個性になり、武器になっていく。

そう思うと、もっと気楽に、シンプルに、遠くまで見すぎずに進むことって、大きな力になる。

「やると決めたら毎日やること」

もっとシンプルでいいなと、気持ちが軽くなった。

新しいことを始めたいけど、「何からやったらいいのか分からない」そんな方には、「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる！ 続ける思考を読むことから始めてはいかかでしょう？