誰でも本当にやりたいことは見つかる!直感を信じてセカンドキャリアを切り拓く—マクギネス真美さん【ライフコーチ・編集者・ライター・料理研究家】

マクギネスマミータさん

人生は一度きり。だからこそ、自分のために生きることを恐れないで。

— オプラ・ウィンフリー(司会者・実業家)

今日の素敵なゲスト、マクギネス真美(マミータ)さんの話を聞いて、このオプラの言葉を思い出した。

人生の転機は、突然訪れることもあれば、自らの決断によって切り開かれることもある。どちらにせよ、大切なのは、オプラの言葉にある通り「自分のために生きる」ことだ。

憧れだった雑誌編集者として情熱的に働きながらも、体調を崩し、大好きな仕事を手放したマクギネス真美さん。予期せぬキャリアの終焉から、やりたかったことをやるために海外へ移住、双子の育児、産後うつ──まったく予想していなかった人生の展開に、迷い、時に苦しみながらも、彼女は「本当の自分」を探し続けた。

そして、ライフコーチとして新たな道を見つけた彼女は、「誰でも、心からやりたいことに出会える!」という確信を持ち、多くの人にそのメッセージを届けている。

もし今、あなたが何かに迷っているなら、この記事が一歩踏み出すきっかけになるだろう。

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直感が教えてくれた夢を諦めないエネルギー

雑誌の編集者になりたい!

と大学時代にマガジンハウスのブルータスに憧れ、理由もなく直感的に強い思いを持ったマミータさん。

しかし、就職活動では思うようにいかなかった。希望していた出版社には新卒で入れなかった。就職後も、彼女は諦めなかった。なぜなら、「私は雑誌の編集者になる自分」を当たり前に感じていたから。

後から思えば、雑誌が好きだったなど、編集者になりたい理由は思いつく。でも、当時はなぜ「やりたい」かわからなかった。ただ、編集者になると信じていた。

だから採用試験に何度落ちても、また挑戦し、結果、26歳で念願の編集者になった。

今どきのスピリチュアルでは「直感に従えば、何でも簡単にうまくいく」そんなことも言われる。そんなものかな?とも思うが、マミータさんの話を聞くと、「直感とそれを実現する自分を信じて、諦めずに行動を続ける」こと、直感を信じることの真のエネルギーが分かる。

できると思えばできる、できないと思えばできない。どちらもあなたが正しい。

— ヘンリー・フォード(フォード・モーター創業者)

この言葉どおりだ。

あなたも今、やりたいと思ったことがうまくいっていないかもしれない。理由もなく、ただ「やりたい」と思ったことがあるなら、「やりたい」と思った直感を信じて諦めずに進んでほしい。

誰でも「本当にやりたいこと」に出会う瞬間がある

実際に編集者として働き始めると、仕事は想像以上に楽しかった。まず、大好きなことを仕事にできた喜びがあった。

映画を観ているときも、食事をしているときも、編集のことを考えていたと、嬉しそうにマミータさんは語る。

同時に、長時間労働は当たり前だったが、それも苦ではなかった。トップクラスの人と仕事ができる。それが嬉しかった。とても充実して、満足のいく編集者の仕事だった。

編集者の仕事が本当に自分にあっているかどうかは、やってみるまで分からなかった

やってみないと、本当に楽しいかは分からない。それでも、直感を信じて諦めずに行動するからこそ「本当に楽しい仕事」に巡り会える。

私もライフコーチとして、人生の価値観をみつけたり、これからやりたいこと探しを手伝う機会も多い。でも、本当にやりたい仕事は、やってみないとわからない。

やってみたけれど違った。ということもある。私も一度だけでなく、何度か経験した。思えば、「合わなかった」経験を通じて、軌道修正しながら本当にやりたいことへたどり着いたと思う。

人生でほんとうにやりたいことを探すために、何度もトライエラーしてもいい。むしろトライ&エラーをしていこう。それで見つけたものならば、きっと長続きするはずだ。

マミータさんも「誰にでも必ずこれがやりたい!というものがある。それを見つけたときの笑顔とエネルギーは違う」と確信をもって話す。

マクギネス真美(マクギネス マミ)さん
2003年に長期ホリデーのつもりで渡英したのち在英22年。現在は英国南西部ブリストル在住。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。新卒時から雑誌編集者に憧れ、100通以上の不採用通知ののち、26歳でようやく雑誌編集者の道へ。以来、編集者として1000名以上の著名人へのインタビューをはじめ、歌人俵万智さんの書籍編集を含め、各業界トップクラスのプロフェッショナルの方々と協業。 編集&ライターとしての30年近い経験が、傾聴、引き出す力、エンパワメントといった現在のライフコーチとしての基盤となる。人生の転換期を迎えたリーダー、起業家や「世界と日本の架け橋」となる活動をしている方々の最高の理解者で最大の応援団として、彼らの孤独に寄り添い、鎧を脱いで本心を話し、勇気を取り戻す安心安全の場所をコーチングセッションで提供している。

体が教えてくれた、辞め時

しかし、あるときから体の不調を感じるようになったマミータさん。まず、咳が止まらない。疲れも取れない。病院にいくものの、はっきりした原因が分からない。

ちょうどこの頃、マネジメントの仕事が増え、本当に好きだった取材などの現場と、両方の仕事をこなしていく中で、体への負担が増えついに、不調を感じるようになったのだ。

20年前は、企業内での長期休暇は整備されておらず、辞める他なかった。このまま無理を続けて本当に働けなくなると、シングルマザーである母親の面倒をみることもできなくなる。

マミータさんは辞める決心をした。

あれほど憧れた雑誌の編集者の仕事だったが、できることはやりきった。そんな充実感もあり、辞めることへのわだかまりは不思議と感じなかった。

40代、50代の方から、働き過ぎで体に不調を感じる方からの相談は多い。起きれなくなる、腰にくる、疲れが取れない、適応障害になる。

幸い、マミータさんは仕事を辞めることで、体の調子も回復した。「体が、このままではいけないという信号を送ってくれていた。体が辞め時をおしえてくれた」と話す。

40代を過ぎたら、若い時と同じような働き方では、体がもたなくなることは、誰でも経験していると思う。だからこそ、Googleでもマインドフルネスなど、自分の体の今の状態に意識を向けること、またセルフコンパッションで、自分の体をいたわることが必要になる。

40代を過ぎたら、マインドフルネスとセルフコンパッションのスキルを高めることは、私はクライアントにも強く進めている。体をいたわることで、自分にあったペースで働けることはもちろん、さらに生産性や集中力を高めるなど、よいことだらけだ。

Googleが開発したマインドフルネスのプログラム。ビジネスパーソン向けなので取り組みやすい。一読をおすすめする。(アマゾンのアフィリエイトリンク)
サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

仕事を辞めて開いたイギリスへの扉

次のことは何も決めずに会社を辞めた。人生で一旦立ち止まり、これまで忙しくてできなかったこと、地域のボランディア、朗読、旅、などやりたかったことをやっていた。

中でも、とくに大好きなタイ旅行を通じて、海外ボランティアに興味を持ち、海外青年協力隊へ応募した。しかし、最終面接で落ちた。

それでも海外でのボランティアへの想いを持ち続けていたら、図書館で偶然見つけた本から「イギリスでボランティアができる」ことを知る。

これだ!イギリスだ!

すぐにイギリスについて調べ、渡英を決めた。

アートが好き、ヨーロッパに行きたい。イギリスに決めた理由は後からついてくる。

最初は、1年か長くても2年のつもりで渡英したマミータさん。しかし、そこで夫と出会い、そして、結婚。気づけば、イギリスに住み続けることになった。

双子の育児とターニングポイント

42歳で初めての出産。人生の大きな変化が訪れた。出産後のことを、マミータさんは「産後うつ6年」と振り返る。

まず、双子の育児は想像以上に大変だった。

義両親が手伝ってくれるとはいえ、24時間サポートが得られるわけではない。体力的に厳しい。とにかく寝る時間がない。決めたことができない。

自分ではコントロールできない感覚。子どもに全てを合わせた生活。自分の時間などない。3日間シャワーを浴びられないこともあった。

「私は今、何もできていない」

「双子のせいで何もできない」

と思っていた。もちろん、子どもは愛していた。でも、自分の人生をコントロールしている感覚がなくなっていた。

子どもたちを守らなければ。まるで母クマが子グマを必死にまもるような気持ちで、常に緊張していた。「ママベアー」状態だ。

そんな中、ある日事件が起きた。電気ケトルを誤って電気コンロの上に置いてしまったのだ。危うく大事故になるところだった。その瞬間、彼女は

このままではいけない。変わらないと。」今がどん底なら、ここから這い上がるしかない。と本気で思った。

ママベアーになったら

産後にママベアー状態を経験する女性は多い。

ママベアーとは、産後の女性が母性本能によって、極端に防御的・攻撃的になる現象をいう。ホルモンの影響で、赤ちゃんへの愛情が強まると同時に、「守らなければ」という本能が強まったり、睡眠不足によりストレス耐性が低くなっていることが原因だと言われる。

ママベアー状態を脱するには、まずは「私は今、ママベアーになっているかも」と気がつくことが大切だが、これが育児中だとなかなか難しい。赤ちゃんを守りたい気持ちが強くなっているだけなので、攻撃や防御からより「安心できる環境を作ることへ意識を向け、自分自身と子どもたちへ穏やかな気持ちを向けるようにする。

そのためにも、ママベアーになる前、日頃からセルフコンパッション、マインドフルネスの練習をしておく事を進める。

ライフコーチという新たな道

「双子の育児のせいで、私がこんなにツライ」と思っていたけれど、様々な育児講座やコーチングを学びを通じて、今の状況は子供のせいではなかった。と気がついたマミータさん。

と同時に、この先の人生をどうするか?考えた。プロコーチの夫が何度も問いかけてきた。「マミ、やりたいことは何?」

すぐには答えられなかった。でも、編集者時代にあれほど楽しむ夢中でしごとをしていたのは、なぜだったのか?そして、編集者時代、取材のあと、多くの人が彼女に相談していたことを思い出した。

「どんな人でも、話をきいてほしいとおもうことがある。私は人の話を聞くのが好きだった。」

そういう仕事がしたい。「ライフコーチをやってみたい」夫に相談すると

「向いていると思うから、頑張るなら応援する」と背中を押してくれた。

クライアントさんも、べき、ねばで話をしている時は、表情もエネルギーもちがうんです。私がやりたい!となったときのエネルギーは全く違います。それに、絶対にだれにもそういうものが必ずある」と話すマミータさん。

コーチから受け取った愛

コーチになりたいと思っても、最初は、何もわからなかった。でも、ライフコーチになるには、トップコーチのコーチングをうける方がいいという夫のアドバイスにならい、坂本勝俊コーチのコーチングを6ヶ月受けた。

自分がコーチングを受けて変わった経験が、一番コーチとしての確信につながると、マミータさんは語る。

本を読んだりしてコーチングは学んでいたものの、実際に受けるのはまったくちがった。

私にもできますか?」と最初はコーチに聞いたが、コーチの前でないたり、できない自分が悔しかったり、できた時もできない時もコーチに相談しながら進むことができた。その結果、最後の1ヶ月に初めてのクライアントと契約できた。

コーチにはとても感謝している。

そんな経験を経て、「コーチは諦めない。どれだけ素晴らしい方でも、何か抱えていることはある。本人が諦めそうでも、私は諦めないし、いけるから!と信じている。あなたならできて当たり前だからと」と軽やかにでも確信とともに笑うマミータさん。

今後のビジョンと読者へのメッセージ

マミータさんが大切にしているのは「人は変われる」という確信と、「誰もが本当の自分を生きられる」という信念だ。

そして、「周りにいる人から、愛と優しさを広げていくこと」。それが彼女の目指す未来だ。

私がやりたいことをやって楽しんで生きる。そうすれば、そのエネルギーが周りに伝わる。そして、世界は少しずつ優しくなる。

まずは、自分の半径5メートルから。そこから、少しずつ世界を変えていく。

マミータさんのお話を聞いて、マミータさんのコーチングを受ける人は、自分の可能性や未来の新しい扉を拓き、楽しみながら人生を進められるだろうと思う。

マクギネス真美さん

自分を深く理解し、より自由で充実した人生を創りたいと願う人々に寄り添い、確かな変化をもたらすマミータさんのメッセージは、こちらをフォローしてください。

あなたも、「本当の自分で生きる道」を見つけてみませんか?

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この記事を書いた人

40代、50代からの成長を支援するメンタルコーチ。後半の人生をより豊かに善く創造する方法を独自の視点で楽しくお伝えします。The Life Coach School 認定マスターライフコーチ。元遺伝子編集研究者の理系女子。コーチングは愛と勇気。

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