後悔しない!初めてのコーチングスクール選び7つのポイント【プロのライフコーチを目指す人向け】

後悔しないライフコーチスクールの選び方

この記事では、これからプロのライフコーチとして独立したい人のために、初めてのコーチングスクールの選び方のポイントをお伝えします。

こんにちは!40歳、50歳からの成長を支援するメンタルコーチ木瀬理恵(@arugatoko)です。

最後に現在学んでいるコーチングスクールも紹介したので、スクール選びの参考にしてください。

スクール選びで一番大切なことは、楽しく学びきること。

あなたに合うスクールを選んでくださいね。

では、いってみましょう!

目次

プロを目指すならコーチングスクールへ行こう!

ライフコーチは、国家資格などなく、誰でもいつでも「ライフコーチ」とすぐに名乗ることができる。

わざわざ時間をかけてスクールで勉強しなくても、見様見真似で始めることもできる。

そういう業界である。

だけど、これからプロとして独立を目指す人には、専門のスクールでしっかりとした教育とトレーニングを受けてほしい

もし今が、20年前、2000年より以前なら、スクールにいく必要はなかった。なぜなら、コーチングのテクニックも経験頼みのところが多く、個々のコーチの経験から試行錯誤で身につけることだったから。

でも、今は違う。

ライフコーチ業界も成長&成熟した。

様々なテクニックが整理され、経験からの知識が体系的にまとめられた。さらにポジティブ心理学、脳科学などの科学的な証拠も揃い、どういう方式のコーチングがもっとも助けになるか世界的に研究が進んでいる。

新しい知識とトレーニングをスクールでしっかり受けたほうが、断然早く質も高いスキルが身につく。独学で身につけるには3年~5年はかかることが、半年から1年で身につくのであれば、かなり効率的だ。

これからコーチングを学ぶ人は、先輩方の経験と知恵があるので、とてもラッキーですね!

今後スクールで学ぶコーチが増えれば増えるほど、独学で学ぶことは時間的にも、能力的にもかなり不利になる。

独学はかなり遠回りになるので、最初にスクールに行くことを強くおすすめする。

オンライン講座で十分か?

このブログを読む人の中には、自習型のオンライン講座でコーチングスキルを身に着けたら良いと思う人もいるかもしれない。

会社で使うとか、他のスキルに合わせて使うなどであれば、それでもいい。ちょっと試しに学んでみるぐらいの気持ちならいい。

ただプロのコーチになるなら、Udemyなどのオンライン講座を受講しても、現場で通用するプロとしての実力にはとうてい達しない

スクールでトレーニングを受け、1年後には自信をもってプロとして活躍するカッコいい姿を想像しながら、仲間とともにプロコーチを目指してほしい。

コーチングスクール選びの落とし穴

スクール選びで迷うポイントと落とし穴を3つお伝えします。後から後悔するポイントになるところです。

コーチングとビジネスを同時に追うなかれ

初心者からライフコーチとして起業!
テンプレを覚えるだけで、あなたも人気コーチになれる!

そんな広告を目にしたことはないだろうか?

この手の宣伝文句に惹かれる気持ちは分かる。私も惹かれる。

ハッキリ言う。

この手のスクールは、プロのコーチを本気でめざすならやめた方がいい

ただしオンラインでインフルエンサーとして活躍したいなら、こういう場所で学ぶこともいい。ただ実力が伴わないとビジネスとして長続きしないので、起業して3年もたずに辞める人も多い。

プロのコーチとしてこの先も長く活動するのであれば、テンプレのコーチングはすぐに行き詰まる結局、きちんとしたコーチングスクールで学び直しになる。

コーチとしてのスキルを学ぶことと、コーチとして起業してビジネスとして回すことは、別々に学んだほうがよい。

なぜなら、そもそもプロのコーチとして十分なスキルや経験がないのに、お金を稼ごうとしても難しいという当たり前の事が起きるからだ。

一緒に学べて効率的かと思ったら、どちらもプロとして中途半端になりそう。急がば回れですね。

できるだけ早くお金を稼ぎたい気持ちはよく分かる。

例えば、ちょっと料理ができる人、学び中の人が、いきなり銀座にお店をオープンして高級料理店を始めたところで、あなたは行きたいと思うだろうか?

きちんとした技術も身につけていない、レシピどおりにしか調理できないシェフの料理にお金を払う人がどのくらいいるだろうか

お客様は賢い。

私のおすすめは、

  1. プロのコーチとしてのスキルをきちんと身につけトレーニングを受ける
  2. プロコーチとして練習する
  3. ビジネスとして立ち上げる

少なくとも1が終わってから、2と3にうつる方が、時間的にも精神的にも効率もよい。

ライフコーチ業界にいるものとして、業界のモラル向上、コーチの質の向上を願う。

焦らなくても大丈夫!あなたのお客様はいくらでもいますよ。

コーチングスクールは「道」への始まり

コーチングスクールで学ぶには、それなりにお金がかかる。

ここのスクールだけで、コーチングに必要なことはすべて学べる
一度に複数の資格がとれるから、私のスクールだけで大丈夫

という謳い文句も見かける。

本当だろうか?

これまで、日米のプロコーチと関わっているが、一つのスクールだけで学んだプロのコーチに出会ったことがない。

フルタイムのプロコーチとしてビジネスを立ち上げて軌道に乗せている人は、複数のスクールで学んだり、講座などで、スキルの幅を広げたり学びを継続している。

私も、最初はThe Life Coach Schoolでコーチングの資格をとり、さらに同校でマスターコーチの資格もとった。

その後に、ポジティブ心理学、キャリアメンタリング、2つ目のコーチングスクール、リーダーシップ・コーチング研修など、コーチとしてのスキルアップを続けている。

「少年老い易く学成り難し」を実感する。

つまり、最初のコーチングスクールはスタート地点。

一つのスクールを卒業したら終了ではなく、ここからが始まりだ。

だから、逆に言えば絶対にこのスクールで学ばないといけない。それ以外は失敗、ということはないので安心してほしい。

肩の力を抜いて、あなたにとって学びやすい環境のスクールを選ぼう!

ライフコーチ道」への入門を歓迎する!

自分のスクールが最高という落とし穴

自分が学んだスクールが一番良い!
このスクールのスタイルこそが最高のコーチングだ!

と思うことは悪くない。

The Life Coach Schoolは世界最高のコーチングスクールだ」という校長のブルックの言葉を私も信じていた。

私の反省だが、これが悪い方へ影響した。

このスクールを卒業したから、私のコーチングは素晴らしいはずだ
他のコーチングスクールでは、これほどインパクトのあるコーチングはできない

なぜなら私のスクールが一番よいから。

と、思っていた頃を思い出すと、今でも恥ずかしくなります。

確かに、ブルックのコーチングも、そこの先輩方のコーチングも素晴らしい。成果も実績も十分すぎる。

でもスクールが素晴らしかったとしても、そこで資格をとったからといって、卒業したらすぐに素晴らしいコーチングができるわけでは無い

これだけの時間とお金をかけたからできるはず。プライドと見栄も育ち、謙虚さがなくなっていた。

  • 私はこのスクールで学んだから、深くて本質的なコーチングができる
  • このコーチングスクールで学んでいない人には、本質的なコーチングはできない

井の中の蛙だった。

自分のスクールこそ(だけ)が最高と思っていたときは、世の中の素晴らしい先輩コーチが書いている本すら、素直な気持ちで読むことができなかった。

他のスクールで学んだ多くの素晴らしいコーチたちに出会い、目が覚めた。

コーチングの世界は、奥が深いし幅も広い。

一つのスクールや手法だけが正解のような世界ではない。もし正解が一つしかないなら、クソつまらない。

多様性こそが、短期間にダイナミックにコーチングが発展したエネルギーの源だと思う。

逆に、あのスクールで学んでいないから、私のコーチングが未熟。と思うのも、本質からズレていることですね。

そう!スクールはどこでも良いとは言わないけど、基本をしっかり押さえたスクールからスタートして、卒業後に、各々が実践とフィードバックを受けながら、自己とスキルを磨いていく世界だからね。

一つのスクールでの学びを終えたら、広く柔らかい視野と好奇心でコーチングの大海原へ冒険に出てほしい。

ここからは、プロのライフコーチを目指す人へ、最初のコーチングスクールを選ぶ基準をお伝えする。

プロを目指すコーチングスクール選び7つのポイント

ポイント1:ICFの認定スクールから選ぶ

ICFとは国際コーチング連盟という、ライフコーチ業界では最大の世界的な組織のこと。ライフコーチに対して、世界共通の基準を持って資格を発行する機関である。

プロとして企業へのコーチング、外部コーチとしての活動、エクゼクティブコーチを考えるなら、ICFの資格は早めに取得した方が良いだろう。

ICFの資格が取れるスクールの一覧はこちら

ちなみに私はICFの資格をまだとっていない(2025年1月現在 取得のため準備中)。

なぜなら私がコーチングを学んだ The Life Coach Schoolは、ICFの基準にはこだわらずに独自のコーチングを教えていたからだ。

ICFの資格がなくても、コーチとして活動することは全く問題がない。

それでも、あえてICF資格が取得できるスクールを勧める理由は、コーチングスクールの質がある基準を満たすと保証されているからだ。

最初にICFの資格が取れるスクールで学び始めることは、コーチングの基本作り、お作法(常識)を知るにちょうどよい。

プロとして守るべき重要な行動基準があるからこそ、専門職としての信頼が高まる。

授業料も良心的なスクールが多くて安心ですよ

ICFの資格への信頼度が高まっ

米国の状況だが、以前はICFの資格がなくても、ICFの資格取得と同じレベルのトレーニングを受けたといえばよかったのが、2024年ではICFの資格がなければ応募できないケースが増えたと聞く

企業側になって考えれば、ICFの資格を持つコーチが増えているので、よほど実績があるコーチでない限り、ICFの資格を持っていないコーチをわざわざ雇う理由がない。

日本でも同様の動きになると思う。

あなたが20代、30代の若いコーチであれば、早めに取ったほうが良いだろう。

ICFの資格がなくても、素晴らしいコーチングをするコーチをたくさん知っている。ICFの資格があるからといって、そのコーチが素晴らしいという保証もない。

とはいえ、よりコーチングが世の中に安心して広く受け入れられるために、ある一定レベルの経験と知識をクリアしたICFの資格取得コーチが増えることは意味がある。

練習と実践を重ねつつ、後からICF認定ではないコーチングスクールや講座を受けることで、コーチングの幅やテクニックを広げてくと、無理なく幅ひろくコーチングスキルが高まると思う。

ポイント2:コーチングスタイルやテクニック

ごくたまに「コーチングの流派」を聞く人がいる。

正直どんな答えがあるのかわからない。強いていうなら、NLP系か非NLP、ICF認定か認定外ぐらいか。

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)のこと。詳しくはこちらの本を参考にしてほしい。(アマゾンのアフィリエイトリンクです)

あとは、カウンセリング系、スピリチュアル系などがあるが、プロコーチは複数のスクールや手法を学び、クライアントの希望や状況に応じて手法を使い分けるので、〇〇流派と限定する方が珍しいと思う。

コーチングの研究では、行動療法から精神分析にいたるまであらゆるアプローチを柔軟にコーチングに組み込むことが推奨されている。

もし〇〇流派というコーチングがあるなら教えてほしい。

コーチングの知識や経験の共有化が進んだ

この20年で、ポジティブ心理学やコーチングの研究、脳科学が発展し、コーチング現場で利用されるようになり、各スクールで教えるコーチングスキルや知識が広く共通のものになっているように感じる

知識の共有化がすごいスピードで進んでいる。これもスクールで学ぶメリットであり、学びを続ける理由だ。

そのため10年20年と研究している人が開発したオリジナルのメソッドであれば、唯一のものもあろうが、それ以外は、既存の方法や手法を流用したり組み合わせたものだ。

これも「私のスクールが一番」が幻想である理由の一つ。

マーケティング戦略として〇〇メソッドなどと名付けたり商標登録することはよくある。資格や名称に頼りすぎず、幅広く実力を高めていく気があれば、どこで学んでも大丈夫だろう。

あなたが学びたいコーチングスタイルで選ぶ

知識やテクニックの共有がすすでいるとはいえ、各スクールごとに特徴がある。

例えば、お悩みや問題解決が強い、目標達成や、未来にむけて創造していくことが得意、行動をデザインするのが強いなどだ。

またコーチの特性によっても、得意なスタイルがある。

学びたいスクールやコーチのコーチングスタイルを実際に体験して、同じようなコーチングを身につけたいと思うかどうかで決めるのが一番良いと思う。

私は、The Life Coach Schoolの校長、ブルック・カスティロが15分や20分で、魔法のように深い悩みを解決するのを見て衝撃を受けた。さらに実際にそのコーチングのインパクトを体験して、私も同じことができるようになりたいと思い、入学を決めた。

スクールに入る前に、そのスクールの卒業生のコーチングを受けてみるのが良さそうですね。

迷うようであれば、続きのポイント3~7を読んで参考にしてほしい。

ポイント3:コーチングスクールのタイプと講師

コーチングスクールのタイプは2種類ある。

  1. スクール運営タイプ:複数のコーチ(多くは、そのスクールの卒業生)が講師を努める
  2. 個人スクールタイプ:マスターコーチなど経験豊かなコーチが主催し、自分自身でほとんどの講義をしている

スクール運営タイプは、10年以上の歴史のあるスクールや、アメリカのコーチングスクールを母体として日本で展開しているスクールが多い。

10年以上の実績があったり、アメリカのスクールを母体としているため、テキストや手法が充実していたり、また教え方の経験が豊富である。

ただ、実際のコーチング経験が不十分でも講師をしていることもあるうえ、講師を選べないことも多い。

個人スクールタイプは、そのコーチの経験や手法が色濃く、尊敬するコーチから直接学べる貴重な機会となる。ただそのコーチの経験や知識によるので、コーチと考え方や性格が大きく異なると、学んだコーチングがうまくいかないケースもある

誰から学ぶかは、コーチングスクールを選ぶ時には必ず確認したいポイントだ。

同じテキストでも、実際のコーチング現場での経験豊かなコーチから教えてもらう方が、断然学びが深くなり、また複数のコーチから教えてもらうほど、幅ひろい知識や経験を共有してもらえる。

欲を言えば、目安として個人コーチング時間が2500時間以上(ICFマスターコーチレベル)または、コーチ歴5年以上の人の授業を受けたい。

個人スクールタイプの代表は、林忠之ICFマスターコーチが主催するライフコーチワールド。通称ゆきコーチで親しまれている、日本のライフコーチ業界の草分け的存在の大先輩です。

ゆきコーチのインタビューは、ライフコーチという生き方を伝えるとてもよい話です。これからライフコーチを目指す人はぜひお聞きください。

ポイント4:カリキュラムは「一般ライフコーチ系」がオススメ

コーチングを初めて学ぶのであれば、カリキュラムの内容について検討するのは難しいと思う。

大雑把には、ビジネス系(リーダーシップ、エグゼクティブ・コーチ系)と、一般ライフコーチ系(コミュニケーション力アップ、悩み解消、人間力系)に分けられる。

プロになりたい人への個人的なオススメは、一般ライフコーチ系だ。

なぜなら、コーチングそのものの純粋なスキルを学ぶことで、ビジネス系にも応用できるから

管理職として経験のある方が、エグゼクティブコーチとかリーダーシップコーチになるとか、社内コーチとして活躍したいなどであれば、ビジネス系に強いスクールを選ぶのもありだと思う。

参考までに、アメリカでビジネスコーチとして活躍している人には、一般ライフコーチングのスキルを身に着けたうえで、これまでの職務経験を活かしてエクゼクティブコーチをしている人も多い

特別な理由がないのであれば、一般ライフコーチ系からスタートした方が、幅ひろいトピックでコーチングができ、始めやすいと思う。

ちなみに、ICFの資格ACC(アソシエイト認定コーチ)に必要な専門教育は60時間だ。目安として最低でもこのくらいの時間の学びがプロには期待される。

ICF認定校以外で学ぶときの参考にしてほしい。

カリキュラムで大切なのは練習、コーチング、フィードバックの3点

ビジネス系か、ライフコーチ全般かの他に、カリキュラムで必ず確認したいポイントを3つ紹介する。

どれもコーチング力を高めるためには必要になる。

  1. コーチ同士の練習がプログラムに入っているか?(最低でも15時間)
  2. プロのコーチからの個人コーチングを受ける機会があるか?(6回以上が理想)
  3. コーチングに対してのフィードバックがあるか?(最低でも3回)

コーチングは知識を理解したからといって、できるようになるものではない。体で覚えるものだ

これは意外かもしれないが、自分がクライアントとしてコーチングを受ける体験の濃さが、そのコーチの成長と実力に大きく影響する。良いコーチほど、良いクライアントでもある。

誰にでもクセがある。客観的なフィードバックを受けるほど、コーチングの実力も高まる

コーチングの知識は本でも動画でも学べるが、この3つは独学ではできない。このためにスクールで学ぶといっても良いぐらいだ。

コーチングはクライアントとの人間関係と対話が全ての基本となる。このスキルを身につけるには、練習とフィードバック、コーチングを受ける経験をつむことが一番効率が良い。

この3つが充実しているコーチングスクールは、生徒のコーチとしての実力を高めようと本気で向き合っているんですね!

早めにクライアントとしての経験をつむ人ほど、コーチとしての実力も早く高まり、それだけビジネスも軌道にのりやすい。

現状は、プロのコーチングを受ける機会が少ないスクールが多い。その場合は、自分でプロのコーチを雇うことを検討してほしい。

卒業近くなったらプロとして自分でコーチを雇うことを強くすすめる。

ポイント5:卒業後のサポート&コミュニティ

コーチングスクールを卒業して、実際のプロのコーチとして活動するかどうかが分かれるのは、卒業した後だ。

まともなコーチングスクールであれば、どこのスクールを卒業していてもそれほど関係ない。

卒業後にどれだけ早く実践でコーチングをしつつ、フィードバックをもらい、スキルを磨いていくか。うまくできないセッションもある。冷や汗をかきながら、それでも続けていくことができるか。

本当の勝負は卒業後だ。自分自身のエゴや見栄との戦いになる。

孤独だ。

だからこそ、卒業後のサポートやコミュニティの有無が重要になる。

在籍中の仲間との励ましや練習、情報交換の場としてのコミュニティの存在があると、心強いです!

卒業後のサポートとコミュニティが充実しているかどうかも、ぜひ確認してほしい。

ポイント6:時間割

コーチングスクールの時間割は、集中型と長期型の2種類。

集中型:週末に集中して数時間の授業をうけ、数回で終わるもの。
長期型:週に1,2時間の授業を受けながら、半年から1年をかけてプログラムを終了するもの。

初めてのコーチングスクールであれば、長期型を選んだほうがよい。

なぜなら、例え集中的にテクニックや知識を学んだとしても、十分に練習して身につけるまでには時間がかかるからだ。

例えば、中学3年間の数学の授業を1ヶ月でまとめて教わったとしても、理解して、練習して、問題を解いたり十分に使えるようになるには、数ヶ月は必要なのと同じだ。

集中型の方が時間が節約できそうにみえるが、使えるスキルとして身についていなければ資格をとったところで意味はない。

コーチングはテクニックを学ぶだけでなく、自分自身の人間力を高めることが必要になる。自分自身がコーチングで行動を変える体験ほど、コーチとしての自信にもなる。

最初のコーチングスクールは、半年から1年のプログラムをすすめる。

一度基本を学び、次からは集中型でどんどん幅を広げていくほうが効率的だ。

それに半年から1年間のサポートがある方が、人間的にも大きく成長できて安心ですね!

ポイント7:スクールの費用

スクールの費用は、一貫したプログラムで数十万円から100万円を超えるものから、プログラムが細分化しておりアラカルト式でクラスを選べるプログラム(30万円〜50万円)がある。

一貫したプログラムは、高額のものが多く、覚悟を決めて学ぶようになる。また同期としての付き合いが長くなるので、仲間意識も高まる。

アラカルト式は、必要なときに必要なプログラムを選択していくので融通がききやすい。一度に支払う場合もあれば、その都度支払うこともできる。

まだプロコーチになるかどうか決めかねている人には、アラカルト式が受けやすい。

傾向として、一貫したプログラムは高額(50万円〜100万円を超える)のものが多い。授業料が高いからといって、コーチング力とは相関がないので、悩ましいところ。

また、ポイント4で紹介した中でも、プロのコーチングとフィードバックが手厚いほど、スクール費用が高くなるのは、仕方がない。

一般的な傾向として、起業家やインフルエンサーが運営しているコーチングスクールは、高額なスクールが多い。高額(50万円以上)の割に、受講生が多く、フォローが手薄なスクールは避けたい。

もし私が今からプロを目指すのであれば、コーチングスクールの初期費用は抑えつつ、個人的に受けたい先輩コーチに弟子入りしてコーチングの実務や実践を早めに学びたいです。

コーチを選ぶときは、自分が将来目指すスタイルのビジネスをしている人を選びたい。私の場合はグループプログラムよりも、1:1のコーチングセッションを中心にしているコーチです。

早く伸びるコーチの裏技は、ビジネス初期にコーチを雇うこと。自己成長のためもありますが、何よりクライアントとのセッションで困ったときに、先輩コーチからのアドバイスを受け、自分のコーチングの効果が高まることが大きいです。

ここまでプロを目指す人向けに、初めてのコーチングスクール選びの7つのポイントを紹介した。

コーチングスクールで仲間と学んだ経験は、振り返ってもとても楽しいものだった。あなたのこれからのライフコーチとしての旅路が、実り多く豊かなものなるように、心から応援している。

質問など聞きたいことなどあれば、メールやDMで気軽にご相談くださいね。

おまけ:私が学んでいるコーチングスクール

最後に、ICFの資格をとるために2024年6月よりお世話になっている CAM Japan を紹介します。

選んだポイントは

  1. アメリカからでも受けやすい時間帯にオンラインで授業がある(日本の平日夜、アメリカの早朝)
  2. ICFの認定スクールである
  3. プログラムのバランスがよい(母体はアメリカのコーチングスクールCAM)
  4. プログラムに脳科学が入っている(個人的興味のある分野)
  5. コミュニティとサポートがしっかりしている
  6. 良心的な価格設定
  7. ひとクラス最高18人という少人数制
  8. アラカルト式でスケジュールに融通がきく

などの理由。

実際に2024年6月からクラスを受けた感想は、こちらのスクールにしてよかった。

20代、30代の受講生の割合が高く、若いエネルギーにあふれている。プロのコーチを目指す人から、仕事で使いたい、興味がある、コミュニケーション力を上げたいなど、職業も年齢も多様な人が集まっている

これまで女性が多いスクールだったが、CAM Japanは男性の割合も高く、新鮮な環境だ。

オフ会などでリアルに会う機会も大切にされていて、居心地のよいコミュニティになっている。代表の浅井 元規さん始め、運営のコーチのお人柄だと思う。

ただコーチングの練習が少ない分は、コミュニティを使い主体的に練習をすることでカバーすること。

またプロのコーチングを受ける機会がほぼないので、個人的にCAMの先輩などからコーチを見つける人が多い

最初に学ぶコーチングスクールとして申し分なく、プロコーチを目指す人も、仕事でコーチングを取り入れたい人、コーチングに興味があり学んでみたい人にもおすすめする。

これから学びたいコーチングスクール

タイミングを見て学びたいと思うICF認定のスクールが、ラッセルウェルビーイングコーチングスクールです。代表の中原 阿里さんは、弁護士を10年されてたあとに、本当の幸せには心と向き合うことが大切と、コーチングの世界へ入られたそうです。

中原さんは公認心理師でもあり、学べるコーチングスキルやテクニックが、学術的に効果があるとみとめられている手法です。私もコーチングに使っています。またウェルビーイングと名前にあるように、ポジティブ心理学も踏まえていて、最新のコーチングを論理的に学べそうというのが注目ポイントです。

本格派ライフコーチへの第一歩を今から始める!

ライフコーチが最初の20万円を契約する3ステップ

  • インスタやブログなしでシンプルに始める方法
  • コーチング力を上げながら売り込まないで自然に契約する方法
  • 90%以上の新人コーチがハマってしまう注意点!

これからライフコーチとして1:1のセッションを提供するビジネスを堅実に立ち上げたるためのシンプルな方法をお伝えします。

ここでお伝えしていることは、私がスクールで資格をとったばかりのライフコーチの方にお伝えしている方法です。

PDFと動画レッスンをお送りするメール・アドレスをご記入ください。

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この記事を書いた人

40代、50代からの成長を支援するメンタルコーチ。後半の人生をより豊かに善く創造する方法を独自の視点で楽しくお伝えします。The Life Coach School 認定マスターライフコーチ。元遺伝子編集研究者の理系女子。コーチングは愛と勇気。

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